【効 果】   【な ぜ】
生の有機物を分解する時に、根に損傷を起こす悪性のガスを出しません。路地畑・ハウス・水田の土中、または堆肥の発酵も同じです。 有機物の分解において、ラクトヒロックス菌群がガス放出型菌に優先して増殖するように、有機物1gあたり数十万〜数百万のラクトヒロックス菌群が付着するからです。
堆肥製造時に切り返しを省け、低温発酵のため酵素・ビタミン等の変性がなく、肥料成分の揮散がありません。 ラクトヒロックス菌群は分解時に酸素を必要としない通性嫌気性菌群です。冬季の低温時にも充分発酵できます。
硝酸対窒素濃度が下がります。このことは作物の食味を良くし、毒性を減少させ、しかも土壌環境を汚染しません。 ラクトヒロックス菌群は炭素とともにアンモニアを増殖のため取り込み、菌体蛋白(アミノ酸類)とします。つまり硝酸の前の形のアンモニアをアミノ酸に替えるからです。
表層から深層への土壌団粒構造の形成が促進され、通水・保水が良くなります。つまり根圏を拡げます。 土中の5cm以下は酸素が不足しがちです。ラクトヒロックス菌群は中層〜下層の酸素が少ない環境でも有機物を分解できるからです。
他の土壌有効微生物の増殖を促進します。連作障害がありません。連作障害は土壌が単純(かたよった成分、かたよった微生物類)になることが原因です。 有機物が分解されたアミノ酸類は他の菌や微少動物のエサでもあります。微生物の共棲状態の複雑な土壌になるからです。
pHを調整する緩衝機能ができ、リン酸の固定化を防ぎ、CEC(保肥力)がアップし、EC(電気伝導度)が下がり、地力を高めます。土中ミネラルを有機塩の型で可吸態ミネラルに替えます。 土中において、有機物を2週間〜1ヶ月で分解し、「腐植」の生成が早くなる。腐植は砂、土、粘土に比較し、肥料成分を吸着する能力が数十倍高いのです。
作物が地力=自然型に生長し、糖度が上がり、濃厚な食味となり、しかも鮮度の維持が良くなる。 作物の栄養吸収が「ぜいたく吸収」から「選択吸収」は作物本来の自活的吸収であり、それにアミノ酸類吸収が加わることにより品質は急激に向上します。

【使 用 方 法】
土壌がフカフカしなくなったら有機物不足です。
有機物をすき込むときにラクトヒロックスをご使用ください。
圃場分類

水田
露地
ハウス
果樹

「定植前の
1ヶ月〜2週間」
有機物 投入量(例) チッソ添加の有無 チッソの種類 ラクトヒロックス添加量
麦ワラ 1t 成分4s〜5s 硫安(20〜25kg) ←混合 400g〜1300g
稲ワラ 1t 成分3s〜4s 硫安(15〜20kg) ←混合 400g〜1300g
モミガラ 1t 成分3s〜4s 硫安(15〜20kg) ←混合 400g〜1300g
緑肥 10a分 ゼロ 米ヌカ・土(適当量) ←混合 400g〜1300g
収穫残渣 10a分 ゼロ 米ヌカ・土(適当量) ←混合 400g〜1300g
蓄糞堆肥 t数関係なく ゼロ 米ヌカ・土(適当量) ←混合 400g〜1300g
 
堆肥ボカシ
の発酵
材料
1t
材料を含水率50〜60%(水分を加えるとき糖蜜などを加えると良好)にして、あらかじめラクトヒロックスを米ヌカなどで増量していたものを混合して積み込む。 ←混合 400g
(注)
●上記要領で有機物を全体に拡げ、その上からラクトヒロックスを振り耕起して下さい。
●また、微生物資材は紫外線に弱いため朝、夕に実施して下さい。
●薬品や強アルカリ、強酸類との混合はしないで下さい。